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疾患について

白内障について

白内障は、目の中にある水晶体が濁ってくる病気です。
白内障の原因の最も多いものは老化によるものです。

■白内障の治療は?

初期のうちは点眼薬によって白内障の進行を遅らせることは可能です。しかし進行してしまうと濁った水晶体を若い頃のように透明にすることはできません。そこで濁ってしまった水晶体を取り除く手術が必要となります。

■いつ手術するのが良いか?

白内障による視力障害のため、生活や仕事に差し支えがでてきたら、手術を考えましょう。車の運転には0.7以上の視力が必要です。簡単な家事だけなら0.3位の視力でもOKです。ただし、あまり進行し過ぎると手術が難しくなったり緑内障等の別の病気を併発することもあります。

■白内障手術は入院する必要がありますか?

手術法の進歩により、白内障手術はより安全に、より正確にできるようになりました。手術は日帰りで十分です。当院では、毎月1回日曜日に行っています。

■手術は局所麻酔で約10分です

手術は点眼麻酔で行い、痛みはほとんどありません。結膜に数ミリの切開を設け超音波を利用して濁りをすべて吸収し、眼内レンズを挿入します。手術が済めば眼帯をしてすぐに家に帰れますし、翌日には眼帯もとれ家事も可能です。

■眼内レンズは半永久的です

眼内レンズは、取り除いた水晶体の代わりに本来の位置に挿入するため、異物感もなく、取り外しの必要もありません。一度挿入すれば、半永久的に使用できます。昔のようにぶ厚いメガネやコンタクトなしでよく見えます。

■手術の費用は?

白内障手術と移植する眼内レンズも含めてすべて保険適用となります。
また、各種生命保険の手術保障で費用がほとんど戻ってきたり、健康保険の自己負担限度額を超えた場合はその月の他の医院の医療費と合算して還付されるケースもあります。

緑内障について

緑内障は高くなった眼球内の圧力(眼圧)により視神経が侵され、視力障害や視野欠損を来たす病気です。徐々に進行するため本人が気付いた時には手遅れという場合があり、やっかいな病気です。

■緑内障になると失明するの?

早めに気付いて治療をすれば失明にまでは至りません。しかし自覚症状が少なく知らないうちに進行する病気ですから、失明を防ぐには早期発見・早期治療が大事です。

■潜在緑内障患者

わが国では40才以上の30人に1人が緑内障といわれています。しかしこのうち、実際に診断され治療を受けている人は20%、残り80%の人は緑内障と気付いていない潜在患者です。中年以降は定期的な眼の検査(年1~2回)を受けることが大切です。

■緑内障の2つのタイプ

眼の痛みや頭痛・吐き気など強い症状が急激に現われる「急性緑内障」と、徐々に進行する「慢性緑内障」があります。いずれも遺伝傾向があり、血縁者が緑内障で失明したような人は特に注意が必要です。

■緑内障の診断は?

1.眼圧測定(平均14ミリ水銀柱、20を超えると注意)
2.視力検査(末期まで障害されにくい)
3.視野検査(視力より早期から障害される)
4.眼底検査(視神経や網膜の異常を調べる)

■緑内障の治療は?

高くなった眼圧を正常値まで下げるために
1.点眼、内服、注射
2.レーザー治療
3.手術
以上を重症度に合わせて選択します。

■治療のポイント

緑内障によっていったん障害された視力や視野はけっして元には戻りません。緑内障と診断された方は初期のうちは自覚症状が少ないだけに治療を勝手に中断しないことが大事です。根気よく定期的な診察を受け医師の指示に従って下さい。

加齢黄斑変性

■どんな病気?

網膜の黄斑部という眼底の中心部が変性をおこす病気です。
以下の2つのタイプに分類されます。
1) 萎縮型:細胞が老化し萎縮、病状の進行が遅い
2) 滲出型:新生血管が生じる、病状の進行が早い

■どんな症状がみられますか?

視力低下や、視野の欠損、ものが歪んで見えるなどです。

■よくある病気ですか?

50歳以上の約1%に認められ、女性より男性に多く、喫煙と高血圧症が関係します。

■加齢黄斑変性の治療法

1.光凝固術:原因となる新生血管をレーザーで凝固する
2.光線力学療法:光感受性物質を注射してからレーザー光を病栄部にピンポイント照射する
3.抗VEGF製剤:新生血管を抑え込む作用のある抗VEGF製剤を眼球内に何回か注射する
4.手術:新生血管抜去術、黄斑移動術など
 

■予防法はあるの?

高血圧の管理、禁煙以外に抗酸化物質(ビタミンC、ビタミンE、ベータカロチン)を含むサプリメントが有効です。

糖尿病網膜症

糖尿病患者は全国で約700万人いるといわれ、今なお急増しています。糖尿病は、自覚症状に乏しく軽視されがちですが、特に「三大合併症」と言われる「網膜症」「腎症」「神経障害」は、発症頻度の高い重大な慢性疾患です。

■糖尿病で目が悪くなるなんて、知らなかった・・・

糖尿病患者の血液は糖分を多く含み、粘性が高いため、毛細血管をつまらせたり、血管壁に負担をかけます。そのため眼底出血や硝子体出血などの「網膜症」となります。その他の目の合併症として、「緑内障」「白内障」「角膜症」「眼筋麻痺」があります。

■糖尿病の網膜症

糖尿病の網膜症は、単純、前増殖、増殖の3段階に分けられます。初期では、ほとんど自覚症状が現れない。しかし自覚症状が出てからでは手遅れのことが多いので、必ず眼科で検査を受けてください。

■失明するとは聞いていたけれど

血糖値のコントロール状態によりますが、糖尿病を発病して約10年で患者の半分が網膜症を合併、毎年3000人もの人が失明しており、成人の失明原因の第1位となっています。

■内科の受診をしていたから安心していたのに・・・

内科における血糖値のコントロールが上手く行われていても、眼底検査で網膜症が進行していることがあり、眼科で検査を受ける必要があります。

■糖尿病性網膜症の治療法

1.単純網膜症 内科的な血糖のコントロールが治療の第一です。
2.前増殖網膜症 新生血管の発生を防ぐために「レーザー光凝固術」を行います。
3.増殖網膜症 進行すると光凝固法での治療は難しく、外科的な硝子体手術が行われます。

■糖尿病の日常生活での注意点

・バランスのよい食事
・適度な運動を
・睡眠とリラックス
・お酒とたばこは控え目に
・内科・眼科での定期的な検査を